櫻坂はどの地域で人気なのか?

櫻坂はどの地域で人気なのか? 分析系記事

櫻坂は地域別で見ると、どの地域で人気なのかを調べてみました。

今回はより詳細に推移も見たかったので、1st~4thのシングル期間別に調べています。

地域別推移

GoogleトレンドでYoutube検索を対象に櫻坂の「トピック」で調べました(検索ワードだとデータが少なくて全地域出ないため)。すると、都道府県ごとの値が出るので、それを地域別にまとめて平均しています。値が高ければ高いほど検索率が多い=関心度が高いことを意味しますが、値は各期間でトップを100としたときの相対的な値になります。

便宜上期間は以下のようにしました。

  • 1st 2020/10~2021/2
  • 2nd 2021/3~2021/8
  • 3rd 2021/9~2022/2
  • 4th 2022/3~2022/8/13

全部を一気に出すと、以下のようになります。

一貫してトップなのは関東です。やはり、TVでの活動が主体であることもあり、関東を最大の地盤としているようです。

気になるのは、2ndで全体的に上昇したものが、3rd期間では下落に転じていることです。理由は何とも言えませんが、3rdでファン離れが起きていた可能性があります。

しかし、3rdから4thを見ると東西で違いがあるように見受けられます。

東西の差

上のグラフを東日本(中部以東)と西日本(近畿以西)に分けてみます。

東日本は3rdから4thでも下落傾向が続いていることが分かります。唯一中部地方はほぼ横ばいです。ただ、中部地方は全期間トップ(スコア100)の山梨がいるので、その影響もあってやや高めになっています。

西日本は九州沖縄を除くと、3rdから4thではやや上昇に転じている地域が多いです。

目を見張るのは中国地方で、3rdでの下落が少なく2ndでの上昇をそのまま引き継いでいると言えます。理由はよく分かりません(笑)

東西で平均をとってみると以下のようになります。

1st~2ndまでは東西の差が大きく、櫻坂は東日本に人気の地盤を持っていたことがうかがえますが、3rdで東日本での人気が大きく下がり、4th期間ではまったく横並びになっています。

3rd期間での落ち込みの原因を考えることは難しいですが、大きくは2つ考えることができます。

1つは3rd期間での活動に原因がある。

もう1つは2nd期間での活動に原因があり、その結果が出たのが3rdだった。

このどちらかの可能性が高いでしょう。

私の個人的な見解としては、ファンが離脱する可能性があるようなイベントをしたのは2nd期間のほうが多いので、後者なのではないかと考えています。

2nd期間はBACKS LIVEとW-KEYAKI FESを行っています。それぞれ初めての試みでした。

これらはグループアイデンティティを揺らがす可能性があるイベントで、ファンによって捉え方が大きく異なるイベントです。ブログをさかのぼってもらえばいいですが、私はどちらにも否定的な見方を当時していました。

実際、私の周りの方で応援をやめてしまったという方もいます。私が知っている人なんてごくわずかなので、サンプル数が少なすぎますが、実例としてあったことは事実です。

ファンだからネガティブなことを言うなという風潮がある中で、わざわざネガティブなことを大っぴらにいう人は多くなく、こっそりと離れてしまう人のほうがおそらく多いです。

あくまで可能性ですが、これらのイベントが数字に影響したのかもしれません。

東日本のほうが元々の地盤なのでおそらくファン人数が多く、ファン離れの影響をより大きく受けることが、東日本での大きな下落とその継続につながっているのではないかと解釈することができます。

しかしながら、これらのデータは以前紹介したGoogleトレンドのYoutube検索数データの解釈とは一致しない部分もあります。3rdで極端にファン数が減った、あるいは2ndでファンが増えたというデータは得られていませんし、実際の売上データ等とも一致しません。

今回の調査は都道府県をおおもとの単位としている都合上、ファン人数が多くない都道府県のデータを重く評価しすぎている可能性もあります。

人口比でスコアを補正するなど、こちらでもうひと工夫が必要かもしれません。これは今後の研究課題としたいです。

人気な地方はどこか

結論から言うと、櫻坂が最も人気を得ているのは関東地方だと思われます。

ただし、直近では中国地方に接近されており、関東での人気を維持したいところになります。

ちなみに前の記事で九州がポイントではと書いて、今回はあまり高いデータになっていないのは矛盾しているのではと思われるかもしれませんが、九州には長崎、宮崎と安定して高い県があるのと、ほかの2グループとの差が小さいのが九州に集中していることから「九州がカギかも」という結論を導きました。今回はシンプルに全体を見ているので、ちょっと違う見え方になっているものと推測されます。

逆に北日本(北海道・東北)は下落が大きいように思えるので、何かテコ入れが必要かもしれません。

今後もこの地方別の人気度を測るというのは、継続して行っていきたいと思いますし、課題も見つかりましたので、それに対応をしていきたいなと思います。


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