今回は分析系の記事です。
Twitterでのツイート数なんかをベースにメンバーを人気度と人気の質という軸で分けてみて、どんなカテゴリーのメンバーが表題やエイトに選ばれてきたかを見てみたいと思います。
なお、どのメンバーがどのカテゴリーに属しているかは明記しません。あくまで、カテゴリーで見ます。
そもそもこの分類は適切なのかという問題もありますが、趣味ということで大目に見てください。
分類
基本的にはTwitterでそのメンバー名のハッシュタグでつぶやかれた数をデータのもとにしています。
これの欠点は、何かしらのイベントや露出があるとツイート数が増えるというものです(以下ブーストと呼びます)。そのため、当該月のある1週を抽出したうえで、その週のツイート数下位3日の数字の平均をその月のデータとしています。これでも完全にブーストの影響を除けるわけではないですが、ある程度の人気のベースラインが分かるだろうと考えています。
この数字の全平均(2022年1月~)を多い順にソートして、中央値以上を「人気度高」、下を「人気度低」とカテゴライズしました。(中央値で分けているので、高いほうが12人、低い方が11人になります)
なお、人気度低のカテゴリーに入っていても、ミーグリ全完売メンバーが何人もいます。あくまで強引に半分で割ったときにそういうカテゴリーになっているだけですので注意してください。
同時に、月ごとの数字が不安定なメンバーと安定しているメンバーがいることに注目しました。
不安定なメンバーはブーストの影響が大きいのだろうと考えられますが、ブーストの影響が大きいメンバーはそれだけ露出が多く、かつ様々な層のファンから注目されていることを意味しているとここでは解釈し、数字が不安定なメンバーは「箱推し型」、数字が安定しているメンバーは「個推し型」とカテゴライズしました。
言い換えると、人気度の質が箱推し型は「ベースのファン<そうでないファン」であり、個推し型は「ベースのファン>そうでないファン」ということです。ベースのファンは、ハッシュタグで恒常的につぶやいてくれるような熱量が特に高いファンのことです。
安定・不安定は月ごとの数字の変動係数が大きい、小さいで判別しました。変動係数が中央値以上であれば不安定で箱推し型、中央値未満なら個推し型です。変動係数は平均値に対するばらつきを示す数字です。こういう用途で使っていいのかと聞かれると不安なんですが、半分お遊びなのでお許しいただきたいです(笑)
なお、今回使う数字は直近の数字なので、今後変動が大いにあり得ることはご留意ください。
カテゴリー別の人数
上記で説明した人気度と推されの質を散布図に落とし込んで、4象限に分けてみました。ここではそれぞれのカテゴリーの人数を示します。
この数字を見ると、基本的には「人気度低・個推し型」(左下)から「人気度高・箱推し型」(右上)に向かうのが王道の成長と言えそうです。逆に残りの2カテゴリーに入っているメンバーは少し変わっていると言えそうです。
表題メンバー構成比
まず、表題に選ばれてきたメンバーの構成比をカテゴリー別に見てみましょう。なお、卒業生はデータがないので、除いて計算しています。また、あくまで直近データで割合を出しているので、1st~3rdの構成比はリリース時とは状況が変わっている可能性が高いことにも注意してください。
総数比 | 1st | 2nd | 3rd | 4th | 平均 | |
人気度高 箱推し型 | 35% | 46% | 46% | 54% | 53% | 50% |
人気度高 個推し型 | 17% | 23% | 23% | 23% | 13% | 21% |
人気度低 個推し型 | 30% | 31% | 23% | 23% | 20% | 24% |
人気度低 箱推し型 | 17% | 0% | 8% | 0% | 13% | 5% |
総数比は全メンバーを母数としたときの割合です。
「人気度高・箱推し型」が表題の半分ほどを占めるというのが通例のようです。このタイプは人気度が高いうえに、熱量のあるファン以外からも注目されているというグループの中では中心になるようなカテゴリーだと言えますので、妥当と言えば妥当です。
「人気度高・箱推し型」と「人気度低・個推し型」はほぼ同じ割合の人数を輩出していますが、総数比から考えると前者が少し優遇されているとは言えそうです。
人気度高:人気度低はおおよそ7:3で、人気度が高いメンバーが選ばれやすいと言えます。しかし、人気度が高くないメンバーも3割ほどは選ばれています。もし、人気度が高いメンバーを全員選んでいると比は8:2になるので、人気度に必ずしもとらわれていない枠の存在がうかがえます。
単純に考えれば各シングル4~5人は人気度ではない基準で選んでおり、特に1~2人はその傾向が強いと言えそうです。
箱推し型:個推し型は55:45とさほど差はありません。
櫻エイト構成比
次に、櫻エイトに選ばれているメンバーの構成比を見てみます。
総数比 | 1st | 2nd | 3rd | 4th | 平均 | |
人気度高 箱推し型 | 35% | 63% | 63% | 71% | 75% | 68% |
人気度高 個推し型 | 17% | 25% | 25% | 14% | 13% | 19% |
人気度低 個推し型 | 30% | 13% | 13% | 14% | 13% | 13% |
人気度低 箱推し型 | 17% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
表題に比べると「人気度高・箱推し型」に集中しています。また、直近2作では割合が上昇しており、集中度が増しているとも言えそうです。
「人気度低・個推し型」は表題メンバーとは異なり、選ばれづらいようです。
とはいえ、人気度高:人気度低=10:0も可能なのを、9:1にしており、各シングル1人は人気度にとらわれない選考をしているように見えます。
箱推し型:個推し型は7:3で、箱推し型が優先されています。箱推し型はより多くの人に注目されるので、露出が増えるエイトには箱推し型を優先しているのかなと思います。もっとも、箱推し型はすべて「人気度高・箱推し型」なので、単に人気度高のメンバーを選んでいるだけとも言えます。
言えそうなこと
- 表題メンバーは人気度が高いメンバーが優先されるが、低くても2名ほどは選ばれる。
- 櫻エイトは人気度が高く、かつ箱推し型であることで選ばれやすくなる。ただし、1名ほどは人気度にとらわれない選考をしているかもしれない。
ということが分かりました。
この方法の面白いところ
私が勝手にやってる分析なので、妥当性が高いかは分かりませんが、この手法の面白いところとしてはミーグリの完売だけでは分からない、人気の質を大ざっぱに見ることができる可能性があるところです。
ミーグリの完売数だけでは、熱心なファンが多いのか、薄く広く色々なファンに支持されているのかが分かりません。
それを合っているのかは分かりませんが、一応分類できるので、「この方法は面白いな」と思っています。
おわりに
メンバー名を出していないので、何とも言えない感じになるかもしれませんが、メンバー名を出すと変なことになりかねないのと、そのメンバーに良くない印象を与えたくないという意図ですので、ご了承いただければ幸いです。
完全な趣味の世界の(私こういうのが好きなんです)自己満足記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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