櫻坂のファン数を探る試みは過去にもやってきていますが、今回はGoogleトレンドを使って、検討してみたいと思います。
今回の検討ではGoogleトレンドの「Youtube検索数」を使って、推移を見てみましょう。
櫻坂研究ブログとしての第1歩!
櫻坂のファンはほぼ横ばい
櫻坂改名後から現在までの「櫻坂46」でのYoutube検索数の推移は以下です。なお、Googleトレンドはピークを100として、あとはピークの値にあわせた相対的な値が示されていることに注意が必要です。
見ると分かりますが、推移には波があります。これは当然で、シングル発売などがあると検索数が増えるためです。
このデータからファンの数を推察するのに重要なのは、谷の値です。ベースラインとか言うのかな?
谷は何も動きが無い時の検索数になるので、基礎的なファンの活動を観測できるのではないでしょうか。
というわけで、谷の値をつないだものが以下です。
ベースラインにも波がありますが、40前後を下限としてほぼ横ばいのトレンドになっています。
これはファンの数が大きくは増えていない、逆に言えば減ってもいないということを意味していると思われます。
欅坂との比較
いやいや、本当にそのトレンドで測れるのかよという方もいると思いますので、欅坂でも同様の手法をしてみました。
結成期から17年年末~18年年初に向けてほぼ右肩上がりに検索数が増えていることが分かります。ちなみにピークにあったのは、紅白での不協和音です。この時期に話題になったことで検索数が増えたことがうかがえます。
これも谷の値をつないでみると、以下のようになります。
よりはっきり右肩上がりになっていることが分かります。
少なくとも2017年まではほぼ一貫して検索数の谷の値は増えており、ファンの数が増えていることが推測できます。
ガラスを割れがミリオンで最多売上になったのはこのとき多くのファンが生まれたことによって成し遂げられたものだと思われます。欅坂全体のグラフ(2個上のグラフ)でみるとアンビバレントのタイミングで値が上がっていますが、その後の谷は前回より深くなっており、ここで一定のファン離れが起き始めていたということも分かります。
黒い羊がミリオン達成できなかったのはこの流れの中にあると考えられるでしょう。グループをめぐるネガティブな報道などが増え始めたことや卒業生が出始めたことなどが影響していたのかもしれません。
このように、GoogleトレンドのYoutube検索数の推移はファン数を一定程度反映していると考えても、大きくは間違っていないのではないでしょうか。
改名でファンは離れたのか?
ところで、このやり方で改名によるファン離れが起きたのかも見てみたいと思います。
欅坂結成期から現在までを一覧で見ると以下のようになります。
欅が青、櫻がオレンジですが、改名を機に櫻坂の検索数が増えていることが分かります。
改名前後を拡大してみましょう。
こう見ると、欅坂の末期のファンを櫻坂も引き継いでいることが分かります。
ベースラインも10で変わっていないので、少なくともコアファンはあまり離れていない可能性が高いことがうかがえます。
もちろん、上限が下がっており、シングル発売などで反応する量が減っているので、その分はライトファンの減少と解釈できますが、コアファンに関して言えば、ほぼ変わっていません。
つまり、改名で離れたコアファンは少ないのではないかというのが今回の検討での私の見解です。
これは事前の予想と外れており、びっくりしました。
おわりに
実際合ってるのかは判断ができませんが、肌感覚と実際にあった出来事などを考えると、Googleトレンドによる計測は妥当性がそれなりにあるのではないかと思います。
櫻坂はまだファンが大きく増えるフェーズに入っておらず、コアファンを維持するというところにとどまっていることがうかがえます。
運営として、新しいファンの獲得に動くのか、コアファンを維持することに力を入れるのか。アルバム、5thでこれは見えてくるのかもしれません。
個人的にはとても面白い検討ができました!
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