大園玲のブログが面白いのはなぜなのか!?

大園玲のブログが面白いのはなぜなのか!? コラム

最近運営はケヤオタを干物にしようとしているのかなと思うことが多いですが、それは置いといて。

今回は大園ちゃんのブログがなんで面白いのかについて、考えてみたいと思います!

思えばリレーブログの大園ちゃん1発目はすごいインパクトでした。

過去の私もこのように申しております。

実際、このあとも期待を裏切らず、非常に面白いブログを書いているわけですが、何が面白いのだろうかと。

今回はこれを分析してみたいと思います!

セルフブランディング力

大園ちゃんのブログが面白い最大の要因は、セルフブランディング力が高いことです。

「私はこういう人間ですよ。こういうスタイルで生きてますよ」ということを明確に打ち出しているのです。

アイドルのブログは内容がなんであれ見たい人が多いので、セルフブランディングはあんまり意識しなくてもいいのですが、逆に意識していると強力な武器になります。

具体的には、ある他愛もない出来事を通して、自分の性格やスタイルを提示しているというのがポイントです。

例えば、私が秀逸だと思ったのは以下のブログ

スリルを味わっているそのスリリ | 欅坂46 大園 玲 公式ブログ
「坂道シリーズ」第2弾 欅坂46

これただ単にお気に入りの充電コードが壊れたっていう話なんですよ(笑)

なので、普通なら「お気に入りの充電コードがあったんですけど、壊れてしまってショックです」で終わる話なんですが、彼女はそれをめっちゃふくらませます。

ここから分かる彼女の人間性・スタイルは「ものへの愛着がある」「すぐにものを捨てない」ってことです。一方で、冷静な部分もあってオチもしっかりつけているので常識もあることが伝わります。

あとは最近の素晴らしいブログ。

私のケータイの待ち受け画面にな | 欅坂46 大園 玲 公式ブログ
「坂道シリーズ」第2弾 欅坂46

流れるようにローソン商品にたどり着くブログで、これは記事の構成力も抜群なんですが、この記事も彼女の人間性がきちんと出ています。

「(コンビニの商品であるにもかかわらず)価値を見出している→自分の価値観を信じている」「家族思いである」ということですね。

特に家族の話をサラッと出しており、お母さんがわざわざ一緒に買いに行ってあげているので、すごい仲が良いんだろうということが伝わります。

バスチーは確かにおいしいものの、普通は「言うてもコンビニの商品やん」と軽く見てしまいますが、ブログ上で彼女はバスチーをこれでもかと称えます。これは「自分の価値観(私がいいと思ったものは自分の中ではいいのだ)を信じている」ということが伝わる結果になっています。

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△バスチー買おう

こんな感じで、出来事と自分の価値観やスタイルをセットで提示できているので、読んでいて非常に面白く感じられるようになっています。

人が誰かのファンになるときというのは色々なパターンがありますが、「価値観・生き方・スタイル」のファンになったときが一番強いです。そこからでる色々なものを好きになれるので。

普段の会話でも「人となり」が知れる会話って面白いじゃないですか。そして、その「人となり」が自分の価値観と合えば、その人に好感を持つわけで。

だからこそ、「私はこういう人間なんだ」というのが明確に出ている彼女のブログは面白くて、多くのファンを獲得できるものになっているんだと思います。

ブログとしてクオリティの高さ

今までの説明したセルフブランディングの強さもありながら、ブログとしても面白いのが大園ちゃんのブログの特徴です。

読者をコントロールする力

大園ちゃんのブログは漫然と書かれているわけではなく、構成があり、読者にこう読んでほしい、こう読ませようという意図が明確になっているものが多いです。

簡単に言えば、起承転結がある。

例えば、これ。

ちょっとした用事があって晴 | 欅坂46 大園 玲 公式ブログ
「坂道シリーズ」第2弾 欅坂46

起:晴れ間に日傘で歩く
承:風もあって気持ちいいな
転:恥ずかしいやつに。風で傘がめくれる
結:励ましてもらおうと草を撮影

という流れ。最終的に自分の趣味である道端に生えている草の写真を見せるのがオチ(目的)なんですが、単純に見せるのではなくて、どういう流れでそれを撮影したのかを物語風に構成してあるので、スラーッと読める。

素晴らしいですね。私もこの才能がほしい!

緩急がある

これは私が苦手としているものなんですが、彼女のブログは緩急のつけ方がうまいです。

リズムが一定ではないので、飽きないんですよね。

写真のキャプションやセルフツッコミがあるのがそれです。

普通の文章だけだと間延びしちゃうんですが、写真キャプションやツッコミが短く入るので、リズムが出るんです。

リズムがいい感じに入ると人はそれをとても心地よく感じます。音楽でもずっと同じリズムではなく、たまに変わることでグッと引き込まれますよね。それと同じです。

これが遺憾なく発揮されていたのは、決して明るい話ではない話題を書いたこちら。

私は4月18日生まれの1人なので、昨日18日に | 欅坂46 大園 玲 公式ブログ
「坂道シリーズ」第2弾 欅坂46

経験談ですが内容はコンパクトかつ「脳内流行語」でしめているので、内容は重いものの読みやすく、彼女のパーソナリティもよく分かるものになっています。

まあ、このブログは最初の「制作・著作 大園玲」でまずひと笑いとってるんですけど(笑)これには感嘆。

短文で読みやすく、リズミカル

上と同じような話ですが、一文が短く、「だ・である調」であるためリズミカルになっています。

ブログは基本的に読者がいるので「です・ます調」ですが、です・ます調はどうしても間延びするんですよね。文字数も増えるし。「だ・である調」は硬いイメージはつきますが、文字数が減って、言い切れるのでリズミカルにしやすいです。

しかも、大園ちゃんの場合は「アイドル『なのに』だ・である調」というギャップもあるので、強烈なインパクトになっています。

おわりに

とまあ、こんな感じで、彼女のブログは非常に面白いです。

私は説明や論理的にものごとをとらえるのが得意なタイプなので、文章が長くなりがちで、大園ちゃんのブログのようなものを書くのが苦手です。

写真とかも全然入れないし。すいませんね……。

とりあえず、大園ちゃんのブログはアイドルのブログというより、「読み物」として面白いです。

本当エッセイ集出してほしい。


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