欅坂の2期生として最初に入ってきた9人はこの12月で本格的な活動開始から2年になります。
この2年、いろんなことがあって、普通のグループではなかなか体験しないようなことに何度も直面してきたと思います。
欅坂はほかのアイドルグループとは一線を画すような表現、パフォーマンス、ライブをしてきたグループで、必ずしも万人に好かれるグループとは言えません。
でも、欅坂だから好きなんだと思って応援してきたファンも、その分多いと思っています。私もその一人です。
そのグループを志望して、あるいは好きでいてくれて、入ってきた2期生には感謝でいっぱいです。
欅坂は21人でやってきたんだという思いが、メンバーにも、ファンにもある中で、自分たちがどう思われているのかということは活動をする中で感じるものもあったと思いますが、ひたむきに「欅坂」に向き合ってくれたことでグループにも、ファンにもたくさんのものを与えてくれたなと感じています。
2期生が入って、1期生は前よりずいぶんと強くなったように思います。「2期生を守らなきゃ」、「2期生のために」、「2期生を支えたい」というような言葉を何度も目にしました。大切なものができると人は今までとはまた違う力が出せるようになるところがあるので、そういう意味でグループの「中身」が濃くなったのかなという気がしています。改名という選択も、きっとこの帰結なのでしょう。
その欅坂に一区切りをつけて櫻坂に改名するという話を聞いたとき、1期生とはまた違う思いが去来したであろうことは色々なインタビューで明らかになっています。
そこにはファンに近いところもあったでしょうし、外から欅坂を見てきたがゆえの視点もあったと思います。
ラストライブのときには、みんなが欅坂にどれだけの強い思いを持っていたのかを改めて感じることができました。
欅坂としての活動では、シングルがなかなか発売できなかったり、出るはずだったシングルが制作中止になってしまったりして、必ずしも良いことばかりではなかったと思いますが、東京ドーム公演という欅坂としての一つの大きな目標を達成することができたこと、平手友梨奈・鈴本美愉という才能あふれるパフォーマーと一緒に公演できたことなど、得られたものもきっとすごく大きいですよね。(ほかにもねる、オダナナ、なーこちゃんなど、卒業生とのエピソードはきっとたくさんあるでしょう)
それはみんなが諦めずに頑張ってきたからこそ得られたものであるし、そこはもう本当によく頑張ったねと、なんかすごい上から目線になってしまうけど、思います。
櫻坂になってからは、何となく思っていた通り、様々な場面で2期生が前面に立つことが増えました。センターは全員2期生ですし、雑誌の表紙などを2期生が飾ることも増えてきています。
だから、これから今までとは違う困難、悩み、苦しみに襲われるときがたぶん来るでしょう。
そんなとき、欅坂で培ってきた経験は必ず活きると思います。パフォーマンスに全力を注ぐこと、楽曲表現をしっかり考えること、メッセージを伝えようとすること、攻めの姿勢。迷った時に大事なのは「原点」です。2期生にとっての原点は今も、これからも、きっと「欅坂」にある。どうしたらいいんだろうと思った時には、「欅坂」に戻ってきたらいいと思います。
でも、みんなが欅坂に入ってから紡いできた糸は、幾重にも重なることでとても強いものになっているはず。
その強くなった糸で何を作っていくのか。
欅坂が進化した先に何が待っているのか。
すごく、すごく楽しみにしています。
2年間頑張ってきてくれてありがとう。そして、これからもよろしくね!
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