明日、NHK-FMで放送される「サウンドクリエイターズ・ファイル」は3回にわたって、「大滝詠一」特集です。そのパーソナリティの一人として、みいちゃんが出演します!
昭和の音楽好きなアイドル=小池美波というイメージが浸透しているのか、文化放送での特番に続いての起用でたいへん嬉しいです!
そこで、今回はラジオの予習として特集される大滝詠一さんについて、私が知っている限りで簡単にご紹介します!
これで興味を持ったら、ぜひ明日のラジオ聞いてみてください!
大滝詠一さんは誰もが知っているあの曲の作者
大滝詠一さんの曲で最も有名だと言えるのは「君は天然色」です!
CMソングとして使われまくっているので、誰でも一度聞いたことあるんじゃないでしょうか?
ね?聞いたことあるでしょう?
これを歌っているのが大滝さんです。作詞は松本隆さんで、作曲も大滝さんがやっています。
松本隆さんも日本では有数の作詞家で、有名どころだと松田聖子さんの曲を多く書いていて、「赤いスイートピー」とかはよく聞く機会があるんじゃないでしょうか。
実はこの2人、昔から一緒に活動しています。
というのも、この2人は同じバンドに所属していたのです。
日本語ロックを確立したバンドーはっぴいえんど
この2人が活動していたバンドが「はっぴいえんど」です。
2人のほかに、みいちゃんが前に出演していた「細野晴臣イエローマジックショー2」のメインであった細野晴臣さん(ベース)、そして日本屈指のギタリスト鈴木茂さんの4人がメンバーでした。ちなみに、このとき松本さんは作詞兼ドラマーで、大滝さんは作曲兼ギター。はっぴいえんどの曲のほとんどは大滝さんと細野さんが書いていて、詞は松本さんがつけています。
このバンドは一般的に「日本語ロック」を確立したバンドだと言われます。まあ、実際は同時期、あるいは前から日本語でロックをやっていたバンドもあったようですが、はっぴいえんどに入っていた全員が日本音楽界に大きな足跡を残したため、「日本語のロックの創始者」などと呼ばれるようになったと思われます。
当時、ロックと言えば英語で、ロックと日本語は合わないというのが音楽界の常識でした。今では考えられませんね。
これに「日本語でロックをやろう」と打って出たバンドの一つが「はっぴいえんど」でした。
2作目のアルバムである「風街ろまん」が音楽的に高く評価され、後続のバンドマンに大きな影響を与えることになります。ちなみに、このアルバムに収録されている「風をあつめて」(作曲は細野さん)もとても有名で、聞いたことある人が多いはずです。
なのですが、クリエイタータイプが集まるバンドというのは短命に終わることが多いです。はっぴいえんどもその例にもれず、風街制作終了に合わせグループ活動は行われなくなっていきました。
この風街制作と並行して、大滝さんはソロアルバムをつくり、ソロデビューします。その後すぐに活動を本格化させたわけではありませんでしたが、数年してから自分のレーベルをつくって、基本的にすべて自分でつくる音楽で活動を始めます。
ナイアガラレーベルの苦闘からロンバケの大ヒット
この大滝さんが自分でつくったレーベルが「ナイアガラレーベル」でした。
しかし、ナイアガラレーベルの曲ははなかなかヒットしませんでした。後述しますが、大滝さんは趣味性の高い音楽をつくるタイプで、マニアには受けたのですが、大衆受けしなかったのですね。
なので、業績不振で四苦八苦します。
レーベルを休眠状態にしたりするなど、なかなかに苦しい時代でした。
しかし、1981年に発売した、今回のラジオのテーマにもなっている「A LONG VACATION」というアルバムが大ヒットします。これで一気に名が知られるように。
その後、「EACH TIME」というアルバムを出しましたが、それを最後にオリジナルアルバムの制作は行われず、楽曲製作も大きくペースダウン。たまに楽曲を提供をしたり、新作を作ったりはしましたが、がっつり活動をすることはなくなります。
そして、2013年に65歳という早さで亡くなりました。
大滝さんの楽曲の特徴
私は別に世代というわけでもなく、音楽マニアでもないのですが、大滝さんの曲は結構聞きます。
その中でやっぱり特徴だなと思うのは「おふざけ」ですね。
大滝さんが自分で詞を書いている歌は「なんじゃこりゃ」みたいな歌詞のやつがあったりします(笑)それが面白いんですよね~。
あとは日本では有名じゃない海外の曲のオマージュが多かったり。
明日のラジオでどういう曲が流れるのか分かりませんが、「おふざけソング」「コミックソング」みたな曲も結構あるので聞いてみてください。「楽しい夜更かし」っていう曲が私は好きです。
音楽的なところでは、バックの音楽が豪華です(笑)
大滝さんはフィル・スペクターというアメリカのプロデューサーがつくった音楽に影響を受けていると言われます。ちなみに彼は、ビートルズの「レットイットビー」のプロデュースをしています。彼の音楽は「ウォール・オブ・サウンド」と呼ばれるもので、簡単に言うと音の厚みを出すものでした。
具体的にはコーラスを何重にも重ねたり、楽器の演奏をバラバラにせず一気に行って収録したりすることで音圧を上げて、何というか音の迫力を出そうとしているという感じですかね。
大滝さんはこの音楽に影響を受けていることもあり、バックで色んな音がしますので、その辺にも注目して聞いてみてください。なんかシャンシャンしがちです(笑)(説明が雑だw)
アメリカンポップスを日本に定着させた人
簡単に言うとですね、大滝さんは当初はバンドマンでしたが、最終的にはアメリカンポップス由来の新しいポップス音楽を日本に定着させたと言っても良い人なのです。
そして、その金字塔ともいえるアルバムが「A LONG VACATION」というわけです。
なんか櫻坂とはほぼ関係ない話でしたが(笑)、みいちゃんが出てくる番組ですし、どうせ聞くなら面白いほうがいいかなと思って、色々と紹介しました!
ぜひ、聞いてみてください!
私も聞きます!
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