平手友梨奈にいっぱいのありがとうを。

こんなことを書いていったい何の意味があるのかと思ったりもしますし、文章にするという行為自体が気持ちのいくらかを削って整形する営みである以上、すべてを伝えられないとも思うんですが、私は何かを表現するときに書くことでしか表現できないので、やっぱり書きます。これは性分だから、仕方ないです(苦笑)

これがもしかしたら、誰かの負担になることもあるかもしれないですが…。


あなたは常に欅坂46のセンターに立ち続け、雨あられとそそがれる数々の言葉を受け続けてきたんだと思います。

それでも、何度倒れても、立ち上がって、私たちを感動の世界に引き込んでくれました。とはいえ、ほかのメンバーの頑張りや魅力を知っているので、もう本当はセンターはやりたくないと思っていたかもしれませんね。

てちの魅力は、いつも等身大であろうとしているところです。「こういう立場だからこう」というスタンスではなく、「私がこうしたい」を貫くことができる。これはワガママと受け取られることもあったかもしれませんが、てちは誠意のある言葉にはちゃんと耳を傾けられる人だと思うので、ワガママとは少し違うと思っています。それに、ものづくりをするときには意見がぶつかることも普通にあるでしょう。真剣であればあるほど。逆に、だからこそ人を驚かせるパフォーマンスになったんだと思います。

SOLのGIRLS LOCKSでの逆電でも、変に大人ぶらず、いつも生徒に寄り添おうとしているのを感じていました。「どんな選択をしても、応援しています」とよくてちは言っていましたね。これに勇気をもらった生徒やリスナーはきっとたくさんいたはずです。これも生徒に等身大でいいんだよ、あなたが選んだことはどんなものだって応援するに値するよというメッセージなのかなと思っていました。

それから、てちは表であれこれ語らないタイプなので誤解されがちですが、てちがどれだけ欅坂46というグループを愛していて、どれだけ欅坂46のメンバーを大切に思っているか、気づいているファンは気づいていたと思います。欅共和国で葵ちゃんが帰ってきたときにステージで泣いてしまったり、保乃ちゃんに声をかけたり。ゆっかーもインタビューで「てちがいると楽屋が和む」と言ってました。昨日の「黒い羊」のあとの涙も、そういう意味合いなのかなと勝手に思っています。

そして、表現に妥協をせず、自分が納得するまで突き詰めるクリエイターとしての稀有な素質。これは諸刃の剣で、てち自身を苦しめた部分もあったかもしれません。でも、そんなあなたのパフォーマンスだから、みんな欅坂を好きになったんだと思います。普通できないからね。

あなたには、ほかにも魅力がたくさん、たくさんある。人を引きつけてやまない魅力がたくさん。

欅坂のために、そして欅坂のファンのために、心身を削りながら立ち続けてくれて、本当にありがとう。欅坂への恩返し、受け取りました。「僕の声」は届いていましたよ。

「脱退」というワードからして、きっと入念に計画されていたことではなくて、色々と限界だったのかなと思います。本当はまだやり残したことがあったのかもしれませんね。理由はきっと今は言えないことなんでしょう。いつか、聞かせてくれたら嬉しいです。

願わくば、これからは自分を大切に生きてほしいです。その姿はアイドルだろうが、そうじゃなかろうが、誰かの生きるエネルギーになると思います。みんなが心身をすり減らしているような世の中だから。

今回の話を聞いて、「夜明けの孤独」の「命とは何なのでしょうか?誰のためにある?使い道どうすればいいか、答え探しながら歩いてく」という歌詞を思い出しました。私、この曲大好きなんです。てちの声が優しくて。すごく救われた曲でもあるんです。

てちのこれからの幸せをずっと祈っているし、芸能界に残るなら応援します。命の納得いく使い道を見つけられたらいいね。私も探さなきゃ。

とりあえず、来月、また楽しいラジオを聞きますね。保乃ちゃんと話してほしいけど、さすがに無理かな(笑)

4年と5ヶ月。お疲れ様でした。たくさんのものをもらいました。ほんとにほんとに、ありがとう。


ーーこんな、自己満足の文章を書くぐらいしかできないことに、悔しさを感じます……。

本当はずっとずっと、欅坂の平手友梨奈を見ていたかった。わがままで勝手だけど、ずっといてほしかった。みんなと楽しそうにしてるのが大好きだったから。こんなファンでごめんね。

でも、上の文章も嘘じゃないんですよ。本当にそう思ってるんです。受け入れてあげたいけど、もう少し時間がかかるかもしれないっていう、アンビバレントな気持ちなのが本音です。

あ、欅坂のファンはまだまだやめません!みんな必死に悩んで、もがいて、活動しているのを見捨てることなんてできませんからね。

もんちゃんやオダナナ、しーちゃんについてはまた別に書こうかなって思います。


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