喪失感は愛の証

まだ、欅坂のことについて受け入れられないという人も多くいると思います。私もふとしたときに、「ああ、もうあのパフォーマンスは見れないんだ」と思って悲しくなるときもやっぱりあります。

これって結局は「喪失感」なんですよね。もう望んだ未来が来ないんだという絶望。今までの愛情が消えてしまうことで感じる自分が否定されたような感情。

でも、私は思うんですよ。

「喪失感」を感じるということは、それだけあなたは欅坂に愛情を注ぎこんでいたんだなって。

不在に絶望感を感じるぐらいに応援したり、心がときめいたり、気持ちが昂ったり。

そんなあなたは、とても優しい人だと思います。

誰かのことを思って、涙を流したり、怒ったり、笑ったりできる人って、すごく優しいんですよ。

だから、自分をどうか否定せずにいてください。

すぐに受け入れて前を向く必要はきっとありません。喪失感を乗り越えて、「あんな時間をくれてありがとう」と言えるまでに時間がかかったっていいと思います。

だって、あなたは優しいから。

でも、誰か、それはあなたの身近な人かもしれないし、一緒に欅坂を応援しているファンかもしれないし、欅坂46そのものかもしれませんが、誰かはあなたに手を差し伸べています。

手をつかみたくなったら、手をつかんでください。

人間は不思議なもので、1つの感情をずっと感じ続けるのって難しいんですよ。今は悲しくても、それが薄くなっていくんですよね。それはある意味で残酷だけれども、生きていくために私たちに備わっている大事な機能でもあります。

喪失感はあなたの愛の証です。

それを今は受け止めながら、一緒に歩いていきましょう。

一人じゃないよ、坂組だ♪(WーKEYAKIZAKAの詩より)