なぜ「五月雨よ」は4月6日発売だったのか?

なぜ「五月雨よ」は4月6日発売だったのか? ブログ

4thシングル「五月雨よ」が昨日、4月6日に発売されました。

4月6日は欅坂の1stシングルである「サイレントマジョリティー」の発売日でもあり、一期生のデビュー6周年でもありました。

ところで、なぜ発売日を4月6日にしたのでしょうか。

ここには運営の言外の宣言があるのではないかということを今回は書きたい思います。

4月6日が水曜日になる年

過去、欅坂時代からシングルの発売はすべて水曜日です(一般的にCDの発売はみんな水曜)。これはセールスランキングの集計などで有利だからではないかと思われます。

つまり、発売日決定において、水曜日という曜日は事実上固定です。

となると、4月6日に発売するには、この日付が水曜日である必要があります。これはそんなにしょっちゅう訪れるのか確認してみましょう。

<2001年以降の4月6日の曜日>
2001 金
2002 土
2003 日
2004 火
2005 水★
2006 木
2007 金
2008 日
2009 月
2010 火
2011 水★
2012 金
2013 土
2014 日
2015 月
2016 水★【欅坂デビュー日】
2017 木
2018 金
2019 土
2020 月
2021 火
2022 水★【五月雨よ発売日】

こう並べてみると5年〜6年ごとにしか4月6日の水曜日が訪れないことが分かります。

しかも、次は11年後の2033年にならないと4月6日の水曜日は来ません

この貴重な日付が櫻坂の【4th】にまわってきました。

なぜでしょうか。

ただ欅にあわせたのか?

単純に欅坂のデビュー日に合わせられるからと言う理由で、この日にした可能性も当然あります。

これをエモい感じがする〜というファンもいるでしょう。

しかし、未だに根強い人気がある欅坂を想起させる日をあえて選ぶのはリスクでもあります。

ファンの中での話題がそちらに流れる可能性もあるからです。

逆に何もしなかった場合も、欅坂に話題が集まった可能性が高いです。そこに櫻坂のシングルをぶつけることで話題の主体を櫻坂に持ってこようとしたとも考えられます。

要は、単にエモいとかいうよりは、運営に強い意図があってこの日を選んだのではないかと私は思っています。

実際、運営は当日に色々施策を行って、櫻坂としての話題提供に努めていました。

欅坂を超えろ!

その意図は、「櫻坂は欅坂を超えるんだ!」、「櫻坂に欅坂を超えさせる!」という運営側の宣言なのではないでしょうか。

もう少し言えば、櫻坂の本格的な反転攻勢を宣言したかったのではないかということです。

もちろん、今までも色々と楽曲などのクリエイティブな部分に関しては力を入れていましたが、今回は輪にかけて色んな施策をしています。

  • 僕のジレンマMVカウントダウン
    (公式だけでなく、ソニミュも実施)
  • MV概要欄に歌詞追加
  • MVに英語字幕追加
  • 楽曲の先行配信の実施
  • 渋谷ストリームにアートワーク再現

パッと思いつくだけでこれだけやっています。

注目すべきは英語です。

カウントダウンツイートでスペルを間違えたのを英語で謝っていましたので、あのツイートシリーズは海外ファンをかなり意識していたと思われます。

英語字幕も完全に海外ファン向けの施策です。

昨年はEMAを受賞したり、海外ファンがクラファンで資金を集めてタイムズスクエアで動画を流したりなど、海外での動きが多くありました。しかも、タイムズスクエアでの動画は運営が動画の利用を許可する、異例とも言える対応をとりました。

元々メンバーからも海外でやってみたいという声はあり、楽曲も洋楽志向が強いなど、世界を意識したプロデュースを感じていましたが、いよいよ本腰を入れてきた感じがあります。

今の状況からいって、例えばセールスの数字やMVの再生回数といった量的な部分で欅坂を超えることは難しいと思います。時代も変わってきていますし、前も書きましたがアイドル産業自体が縮小傾向に入っているからです。

でも、アイドルの枠組みを超えるという欅坂から続いているスタンスにおいては、違うベクトルで欅坂を超える存在になれる可能性が櫻坂にはあります。

その一つが海外ファンの存在です。

YouTubeのコメントでもホントに海外ファンからのコメント多いですし、これは他のグループに負けない櫻坂の特徴です。欅坂の頃から海外ファンもいるにはいたのでしょうが、今ほど目立っていなかった印象です。櫻坂になってから、急激に存在感が増しました。

これはMVが海外からも見られるようになったことも影響していると思われます。

これはぜひとも活かすべきです。

運営は4thをこういった強みを活かす、海外向け施策の始まりと捉えているのではないでしょうか。

つまりは、櫻坂が櫻坂独自の道を本格的に歩むスタートがこの4thシングルなんだと、高らかに宣言したかった。

だからこそ、欅坂のデビュー日に4thの発売日をあえてぶつけて、違う意味でのスタートをこの日付から始めるんだという覚悟を示したのではないかというのが、私の考え、もとい妄想です。

欅坂や一期生の始まりであると同時に、櫻坂としての狼煙をあげる日にしてやろうという野望をどこか感じた4月6日でした。

これからがますます楽しみ

まあ、これは妄想なので本当はどうだかわかりません。願望も入ってます(笑)

でも、私の妄想通りだとすればですよ。

これからさらにワクワクすることが起きるのではないかと、期待感を高めざるを得ません。

私にとって櫻坂は本当に面白いグループです。

次にどんなことをしてくれるのか。

ワクワクをいつも連れてきてくれる。

こんなに楽しいグループを見れて、私は幸せです。


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