今回は8th「黒い羊」のカップリング曲として収録されている「ごめんね クリスマス」の紹介をします!なぜなら今日はクリスマスだから!
MV
雰囲気はかわいい感じですが、無表情で淡々とダンスをしているというシュールさもある不思議なMVですよね。
なーこちゃん(長沢)は感情が表情としてはあまり出ないメンバーなので、こういう映像に合っているな~と思います。ぺーちゃん(渡辺)は何しても画になる。
個人的には、おぜちゃん(尾関)のキリっとした顔がかっこいいのと、うえむー(上村)の「僕と付き合ってちゃ~♪」のところが、彼女の無機質な独特の存在感が際立っていて、すごく好きです。
ちなみに、収録場所だったのは川崎にあったゲームセンター、ウェアハウス川崎店です。川崎九龍城とも呼ばれていました。ここは香港にあった九龍城砦(もとはお城でしたが後にスラム街に。今は公園)がモデルで、ディストピア感の漂う、ちょっと怖い雰囲気が人気のスポットでしたが2019年11月に惜しまれながらも閉店してしまいました。
メンバー
少女フレンズ(ユニット)
- 上村莉菜
- 尾関梨香
- 長沢菜々香
- 渡辺梨加
「ごめんね クリスマス」はユニット曲で、ユニット名は「少女フレンズ」です!
どうも、うえむー(上村)、なーこちゃん(長沢)、ぺーちゃん(渡辺)で「フレンズ」というユニット的なものを勝手に組んでいたのが名前として採用されたようです。ということは、おぜちゃん(尾関)は「少女」?
<参考>
どんな曲?
クリスマスに別れることを決意した男性目線の曲になっています。
自分と付き合っていると、相手(君)の邪魔になってしまうから別れよう。でも……と悩んでいる男性が主人公ですね。
何で悩んでいるのかと言えば、「別れるか別れないか」ではなく、「別れようとちゃんと話すか、クリスマスの約束をすっぽかして嫌われることによる自然消滅を狙うか」の2択です。
「おい、しっかりしろよ!絶対会ったほうがいいよ!」と言いたくなりますが(笑)、こういう迷いって誰しもがいろんなかたちで経験したことあるんじゃないでしょうか。恋愛に限らず。
「自分の願望を相手のためだからとすり替えてしまう」なんてことはよくありそうな話ですよね。
それから、「どうせもう会わなくなるんだから、わざわざ自分から嫌なことにつっこまなくてもいいよね」という彼の言い訳めいた気持ちも聞こえてきます。
まあ、相手からすると「何考えてんだ」って話なんでけど、こういう「人の弱さ」を描くところが欅坂っぽいなと思います。私は欅坂の楽曲は「人の弱さ」を描くところに魅力があると思っているんですよね。
曲に戻ると、1番では「会わないで嫌われたほうがいいんだ」と思ってるんですが、2番では「いや、でも会わないのはさすがにやばいかなあ」と悩んでしまいます。結局どうしたのかは明示されませんが、皆さんはどっちだと思いますか?
「なよっとした、ちょっと頼りない……でも、気持ちは分かる」というリアリティのある歌詞が特徴的な曲です。暗く幻想的で少し荒廃を感じるMVもこの雰囲気をよく表しているなと思います。
楽しい恋愛ソングが多いクリスマス曲に、あえてこういう「人の弱さ」をあぶりだした曲を持ってくるあたり、私は好きです(笑)
基本情報
ごめんね クリスマス
(作詞 秋元康・作曲 フジノタカフミ・編曲 フジノタカフミ/島田尚)
収録CD:8th「黒い羊」のType-D
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