今回は完全にお遊びです。
ノギザカスキッツとかがあって、なんとなく2期生でコントつくったらどんなんなるかなあと思って考えただけなんです。(まつりちゃんも言ってたし)
許してください!
文章なので、おのおの本人の喋り方とか雰囲気を想像してもらえれば、多少は楽しめるかもしれません……。
インスタグラマー松田
【登場人物】
松田……インスタグラマー。いいねのためならあらゆるものを省みない。
井上……松田の元同級生。足を骨折してしまい、入院中。
場所:病室。井上が上半身を起こしてベッドにいる。
松田走ってくる
松田「大丈夫!?」
井上「あれー?久しぶりやん。何?わざわざお見舞い来てくれたん?」
松田「ちょっ、え?ウソでしょ?」
松田狼狽する
井上「え、な、なに?」
包帯とつり具を指差して
松田「足……折っただけ?」
井上「折っただけって言ったらあれやけど、まあ、うん。骨折」
松田「おいおい、マジかー」
大げさにおでこに手を当てる
井上「なになに?何なん?」
松田「井上がとんでもないことになったって聞いたから、飛んできたのに、骨折!?……まじ、ぴえん。ぴえん通り越してぱおん」
井上「なに、その落ち込み方!骨折も結構重症よ?痛いんやから」
松田「骨折なんて牛乳飲んどきゃ治る!」
井上「いやいやいや、そんなカルシウムでどうにかなる話ちゃうから!」
松田「もっとこう、ないの!なんか!」
井上「どういうこと……。心配してお見舞い来てくれたんちゃうの?」
松田「そうだけど?」
井上「その割に全然心配してるそぶりないやん」
ベッドの周りを歩きながら。身振りを交えて。
松田「わたしはもっとこう、すごい心配をしたいの。そんな、骨折ごときは心配のうちに……(変顔しながら)入りませ〜ん」
井上「最低や!腹立つな!なんやその顔!」
松田「あ〜、どうしよ〜。もうインスタに友達が大ピンチとか書いちゃったよ〜」
井上「いや、それなりにピンチよ。わたしの人生の中では」
松田「いや、骨折じゃマジ弱い。わたしのインスタの『マツリダワッショイ』はもっとこう、わたしが映えないと」
井上「映えるとか言う話なん?私骨折してるのに。っていうか、アカウント名ダサッ」
松田「わたしが友達のまじのピンチに駆けつけて、心配してる。それを見たフォロワーが、『わあ、マツリダワッショイさん、優しい〜』となる。結果、わたしがアゲアゲになる。どう?(髪を耳にかける)この素晴らしい計画」
井上「どこが素晴らしいのよ!わたし利用されてるだけやん!」
松田「利用?チッチッチ、ゆ、う、こ、う、か、つ、よ、う♡」
井上「一緒やん!」
松田「だから、井上にはもうちょっとヤバくなってて欲しかったわけよ〜分かる?」
井上「分からんわ!だいたい、今も結構ヤバいから!っていうか、あんたが一番やばい!」
松田「ちょっと何言ってるか分かんないわ」
井上「なんでや!」
松田「んー、まっ、とりあえず写真撮るかっ」
松田スマホを取り出して、カシャカシャ写真を撮りだす。
井上「ちょっ、え?なに?」
井上困惑しながらピース
松田「あ〜、ピースとかいらないから!もっとこう、死んだ魚みたいな目して」
井上「なんやそれ!」
松田「もっと落ち込め!落ち込むんだ井上!バルス!」
井上「意味分からんわ!勝手に滅ぼすな!巨神兵呼ぶぞ!……3分間待ってやる」
松田写真を無視して撮り続ける
…
……
………
井上「無視……すな!」
松田撮影をやめて顔をしかめて腰に手を当てる。
松田「うーん、微妙。これじゃあいいね集まんないな〜。骨折じゃ普通だし。あ、そうだ!」
松田、ベッド横の机に置いてある包帯を持つ。
井上「ちょっ、何してるん?」
松田「じっとしてて」
松田、井上の頭にテキトーに包帯を巻き出す。目を包帯で覆う。変な感じに顔にもまく。
井上「いやいや、前見えへんねんけど」
松田「ハハハ、ウケる。井上ヤバっ」
松田写真を撮りだす
井上「これ何なん!?」
松田「マジヤバタニエン」
井上「そんな言葉今流行ってる?」
松田「♪ヤバタニエンの納豆ネバネバ♪」
井上「何なんその歌!麻婆春雨やろ!CMの!」
松田「とりあえずこんなもんか」
井上「やっと終わったん?」
松田「あと、2ショットとるから」
井上「2ショット?それはええけど、前見えへん……」
松田「井上はそのままね」
松田、心配そうな表情で自撮り。ぶりっ子。
井上「え、もう撮ってるん?」
松田「よし、オッケー。あい、お疲れっしたー(真顔)」
井上「え、何?」
松田ベッドを離れながら、
松田「井上さん、お疲れっしたー」
井上「え、ちょっ、え?帰るん?」
腰を低く、手でごめんしながら
松田「あ〜自分、今から表参道でランチなんで」
井上「嘘やん!このまんまにして帰らんといてや!せめて包帯取っていってよ!」
松田「したーっ!(はけながら)あ〜今日も映え映え〜。いやー、うちマジ天才だわ……」
松田、はける
井上「アイツ何なん……。ってか前が見えへん…………」
井上自分で包帯を取る
井上「ぴえん通り越してぱおんやわ……ぱおーん!」
終わり
ねらい
まつりちゃんって、テンション高いのに加えて表情が豊かなので、かなりいろんなキャラができると思うんですよね。なので、このコントではうざいインスタグラマーになってもらいました(笑)
いのりちゃんは、基本ツッコミ系が似合うかなと思って、ひたすらツッコむ役にしてみました。あと、いのりちゃんはなんか不条理にいろんなことに巻き込まれるイメージがあったので、なんやかんや巻き込まれてしまう人になってもらっています。
書いていると面白いのか不明。そもそも文章だから面白みがない気が……。
お笑いの台本って書くの難しいですね……。芸人さんや構成作家さんはすごいです。
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