櫻坂に新風を!

櫻坂に新風を! ブログ

昨日、櫻坂の3期生のオーディション開始がアナウンスされました。

1期生が2期生を迎えるまでに3年4か月ありましたが、2期生は加入からすでに3年6か月です。新2期生は2年4か月。仮に年末加入となると、それぞれ4年、3年となり、オーディションのスパンとして別に早いわけではありません。(私は十分ありうると思っていました)

変化していくことの寂しさとか、そういうのはあると思いますけど、(私は当時を知りませんが)2期生が入った時のような苦しみを味わわせてはいけないと思います。

どんな子に入ってきてほしいか。

色々な媒体でコメントとか読んでいると「櫻坂が好きな子に」とか「問題がない子(乃木坂5期生のあれこれが念頭にあるんでしょう)」とかをよく見ます。

私はどちらも全然重視しません。

欅坂のときは確固としたグループカラーがあって、もう確立されたものがあったので、そこに合うような子をという意味で、欅坂のイメージに理解がある元々好きだった子を多く入れたのだと思っています。

しかし、櫻坂はまだ何も確立されちゃいません。

パフォーマンスが武器であることは確かですが、それはグループカラーとはちょっと違います。それはスキルであって、車で言えば燃費がいいとか、ここのスペックがいいとかそういう話です。

パフォーマンスだけなら、同じレベルやそれ以上のグループもきっといるでしょう(私はアイドルは坂道しか知らないので分からないですが)。

パフォーマンスはツールです。

グループとして伝えたいことを伝えるためのツールなんです。欅坂のときは「自分らしく生きろ」というのが通底したテーマとなっていて、それがパフォーマンスで伝えられていたと私は思っています。だからこそ、大きな価値を持った。

櫻坂はまだそのテーマがはっきりしていません。このブログではさんざんメンバーの個性を見ながら、「こういうのをコンセプトにしてみては」とか「こういうのはいいところだから伸ばしたほうがいい」というのを書いて、お尻をたたいてきたつもりです。しょせん自己満足ですが。(まあ個人ブログだからね)

私は「欅坂(過去)と対峙することを通して、絶望から希望を伝えること」を大きなテーマにしたらいいと思っていましたが、それはもう「ありえない」ことが明らかになったので、この点はほとんどさじを投げています。

いずれにせよ、こういう要求をする人が減ったとは感じていて、パフォーマンスさえやってくれればOKみたいな風潮が強まっているように思っています。かっこよければOK、かわいければOK。それは必要だけど、みんな表面的な話じゃないですか。

グループとして何を伝えたいのか、どんな面白いことができるのかを追求し続けなければ、ワクワクする未来は訪れないと思います。ワクワクしないものに、たくさんの人が共感して、その輪が広がっていくとはちょっと思えません。

運営がいるから、何も考えなくたって、ライブは来るし、新曲も来る。それは恐怖でもあります。流されるまま、言われたことをやるだけのお人形さんになってしまう可能性があるから。

私の目には、櫻坂は今停滞気味に映っています。

それはファンからも、メンバーからも櫻坂という「器」を使って、どんな面白いことをしていこうかという「夢」をあまり感じないからです。

お決まりのツボがあって、それを押せば喜ぶ。そういうものの積み重ねを繰り返しているというような感じ。単体としてはチャレンジを感じる部分はもちろんありますが、トータルとしては「こなれている感じ」に見えます。もっとクリエイティブでアグレッシブなものが私は見たいです。失敗したって、前に転べば面白いのだから。

櫻坂にしかできないことをやるのは実は簡単です。メンバーの個性を活かせばいい。なぜなら、同じ人はどこにもいないから。

それぞれが櫻坂はこういう風にしたらもっと面白くなるんじゃないか、と考えてやっていけば、必ず櫻坂にしかない持ち味が出ます。

ファンに媚びる必要はない。自分らしさとは何か、櫻坂はこういうことをしたら、もっと面白く、大きくできるんじゃないかということを考えていけばいい。

だから、3期生には「自分の芯や個性を強く持っている人」「未来へのワクワクを大切にできる人」「グループの未来をクリエイティブに考えられる人」に入ってほしいです。別に今の時点で櫻坂が特別好きでなくても構いません。

櫻坂には個性豊かな子たちが、個性を尊重しあいながら、それを活かして、融合させて、面白いものを作り続けるグループであってほしいです。

櫻坂に新しい風を!櫻坂に夢を!

オーディションがいいきっかけになればいいなと思います。私自身にもね。


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