昨日、レコメンで「五月雨よ」が初解禁されました。
▽曲始まりから(レコメン!)
あのー、もうね、大げさじゃなくて良すぎてちょっと泣きました。
いや、なんか私たいてい一回目は「なるほどねえ」みたいな感じで、何回か聞いて「いいんじゃない?」みたいな感じになることが多いんですね。
それが今回は一発で「これはいい!好き!」となりました。
櫻坂になってから好きな曲は何曲もありますが、トップクラスに好きな曲です。
どこが好きかを簡単に書いていこうと思います。
メロディ
まずとにかくメロディがいい。キャッチーで覚えやすいです。一回目からサビのメロディがスーッと入ってきました。
メロディー自体には王道感があり、今までの表題とはまったく毛色の違うものになっていますが、4thは「未来のためのシングル」にしなくてはいけないと私は思っているので良かったと思います。可能性がググっと広がりました。
あと、サビ終わりの「どんなときも絶えることない永遠を愛と信じてる」の部分は耳に残るし、もう最高です。ここだけリピートしたいレベル。
歌詞
五月雨、つまり降ったりやんだりする梅雨時の雨がテーマになっています。
雨は未知の世界であり、不安や恐怖、自分ではコントロールできない感情とかの象徴なのだと思います。
でも、晴れてしまう(=不安や恐怖から逃げる)と愛しさがこみ上げてきて、虹が出ないかななんて都合のいいことを考えてしまう。
だから、主人公は思うのです。
「びしょ濡れになっても、雨の中に駆け出さなきゃいけない。何もしなければ何も伝わらない」と。
「ずぶ濡れになってもいい 不安の中飛び出すべきだ」
これは自分に言い聞かせながら、聞いている方も鼓舞するような歌詞で、櫻坂らしさの一つだろうと思いました。
そうやって決意したから、主人公は最後に「雨よやむな」と願うのです。雨が降っているからこそ、「君」に近づける。それが上手く行くかなんて分からない。答えなんて分からない。だけど、飛び出さなければ何も始まらないのです。雨が降っている間に。
でも、走り出すようなところまでは書かず、まだ迷っている感じを最後に残すところが憎いところ。なんせ「五月雨式に好きになっていく」から。心の動きも「五月雨式」なのです。
昨日のりさんも言っていましたが、恋愛をメインに語っているものの、もっと広く一般的なことまで自分に惹きつけながら聞ける曲だなと感じました。まあ、これは私の解釈なので、人によって色々違うとは思いますが。
いやあ歌詞を聞いて、櫻坂はやっぱり戦う集団なんだと改めて思いました。だけど、欅とは違って、弱さを正直に吐露します。ヒーローではありません。
この曲でも「言い出せない」「友達のままでいい」とか「意気地なし」という言葉が出てきます。また、「やまない雨はないなんて言うけどホントかよ」と綺麗事に疑念も示します。「僕」はとても弱く、どこかひねくれている。
でも、私たちと弱さを共有して、寄り添ってくれる「buddies」(仲間)ではある。
櫻坂らしい「希望」の描き方を、今までよりもさらに「美しく」描いた作品だと思います。そして、それに天ちゃんはぴったりです。
天ちゃんは1stの「Buddies」からずっと、櫻坂がまとう「希望」感の心臓であり続けています。
1stから眺めていて、ある程度櫻坂のコンセプトは見えてきたのかなと思います。
カップリング
カップリングは全然分からないですが、るんちゃんの曲は今までの路線を継承するようなものなんじゃないか?という気がしますが、どうなんでしょうね。
るんちゃんは、強さを活かしたほうがいいと思っていて、そうすると必然的にそういう曲が似合うというか。
この強い曲とクールなイメージは欅時代からの財産ですから。
理佐の曲は全然予想がつきません(笑)
おわりに
この曲はMVが楽しみですねえ。
どんな風に映像にするのか。
いやでも本当に、いい曲をもらったと思います。
新しいファンが増えたらいいなと強く願います。
4thは勝負を仕掛けるべきだと前に書きましたが、少なくとも楽曲は勝負をしてくれたと感じました!
弱い人にとっての希望を美しく描く。
「櫻坂らしさ」が見える楽曲で、とても嬉しかったです。
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