MV再生回数、なんだかんだ気になりますよね。私はデータ好きなので、とても気になります(笑)
でも、MV再生回数に一喜一憂しないことも必要だと思っています。
ということで、今回は私自身のMV再生回数との付き合い方について書いてみようと思います。
初動は大事
私はMV再生回数は初動(公開後3日くらい)が大事だと思っています。なので、公開初期にコアファンが頑張って再生回数を回すのは決して無駄ではないと考えます。
というのは、初動が伸びると「急上昇ランキング」にのったり、関連動画に出やすくなったり、例えば初日で100万いったら様々な媒体で取り上げられるきっかけになると思われるためです。
その意味でMVにPVとしての側面を持たせられるのが初動の数字なので、大事だと考えているわけです。
それ以降は成り行き
ただ、それ以降は成り行きというか、ファンの数、タイミング、好みなどに左右されるので、現状分析ツールとしては使えますが、それ以上の意味はないと思っています。
ここから、初動以外で回数自体をファンが意図的にまわすことには、あまり意味を感じません。呼びかけたところで反応も薄いでしょうけど。
特に櫻坂のMVはアーティスティック志向が強く、必ずしも万人受けするものではありませんので、再生回数が伸びなくてもそんなに悲観しなくてもいいのではないかと思っています。
それよりも、櫻坂はアーティスティックな路線で行くんだというブランディングをするほうが大切です。
ブランディングの強化が後々再生回数の増加につながればいいので、今は種まきの時期とも言えます。
もちろんペイしないといけないので一定の支持は必要ですが、それを満たしていればまあいいんじゃないかなという。(ペイしてるのかは知りませんが、ミーグリもあるので多分してるでしょう)
現状分析ツールとして
では、現状分析ツールとして使うとしたら、どうするか。
一つはファンの数のおぼろげな示唆を得られることです。
櫻坂のユーチューブチャンネルは100万以上の登録者がいます。
もし、その全員がMVを一回でも見てくれれば、あっという間に再生回数が100万回を超えます。
でも、櫻坂になってからは50万〜70万くらいが初日の数字です。
しかも、コアなファンが何回も見ているので、実際に見ている人はもっと少ないはずです。(ただ、リピートがどれくらいカウントされてるかは不明)
つまり、再生回数の多くは少数のファンによって生み出されるということになります。
この少数のファンをコアファンと仮定すると、コアファンの数の増減によって、再生回数も上下することになります。
したがって、再生回数(特に初動)を比較したりすることでコアファンの数の動向を何となくは知ることができるわけです。もっとも、コアファンの動向はミーグリの完売数などからも探る必要はあります。
もちろん、楽曲人気が高かったり、ライトファン〜興味ない人まで巻き込んだ作品は全く別ですが。
一方、初動以降の動きはライトファンやご新規さん、プロモーションの動向に影響されやすいと思われるので、ここからライトファンやご新規さんの動き、プロモーションの成否も何となく感じることができます。
で、大切なのはそこで得られたデータから、何を生み出すのかです。
それを失敗だったとして全否定するのか、多角的な視点から良かった点を見つけるのか。はたまた成功と見て何も変えないのか、改善点を見つけ改善していくのか。
これはデータを受け取る人間のセンスが問われます。データはただの数字に過ぎないからです。
再生回数からは分からないもの
また、再生回数だけでは分からないものもあります。
それは「ファンの質」です。
ファンと一口に言ってもいろいろな種類の人がいます。
ビジネス的な観点から言えば、容易に離れないファンをたくさん持つこと、人に広めてくれるアンバサダーを持つことが大切です。
容易に離れないファンを持つには、ブランディングを行って、商品単体ではなく、コンセプトのファンになってもらう必要があります。アイドルなら箱推し。
アンバサダーは、簡単に言えば「布教してくれる人」です。これも熱量の高いファンを獲得する必要があります。
これらは再生回数だけでは分かりません。
再生回数がどんなに伸びても、そのほとんどが一過性のブームに乗ったような人ならば、中長期的にはあまり意味がありません。
逆に再生回数が少なくても、それにより熱量の高いファンや離れないファンが増えていれば、長い目で見たときには非常に意味があることになります。
これはYouTubeならコメントの内容などから推し量るしかありません。
「五月雨よ」に関しては、最近多いのはCDTVきっかけで見ている人や作曲の温詞さんファンの人がコメントしているケースです。今までファンになってきた層とは違う人たちにリーチできているような感じがあります。
こういう新しく獲得した見込みファンの人たちに、グループそのものを好きになってもらうことができるかが今後のポイントになるでしょう。
こういうのは再生回数だけに一喜一憂していては気づけない視点なので、この辺を見過ごさないように気を付けないといけないなと思っています。
まとめ
まとめると、
- 初動(3日目くらいまで)の数字はコアファンの動向や熱量を測る指標
- それ以降はライトファンや今まで興味がなかった人の動きを測る指標
- 再生回数だけで分からない「ファンの質」もきちんと見る
というのが私のMV再生回数との付き合い方です。
基本的にはストリーミングなどの数字も似たようなものだと思っています。特にストリーミングはブーム的要素が強いので、聞かれたほうがいいには決まっていますが、私は低いからといって悲観しているというわけでもありません。
「五月雨よ」は再生回数だけでは見えない、新しい層のファンを獲得するチャンスを生み出していると私は考えています。
新しいファンの方には、櫻坂の優しく、人に寄り添えるような部分を好きになってもらえたらなと思いますね~。激しい曲の中にもそういう部分があるのが、櫻坂の魅力だと思うので。
PS
今回から全部の記事につけるかはわかりませんが、記事についてあれこれ語っている編集後記をつけてみます。よかったら、聞いてみてください。ノイズがあるのと、声が小さめになってしまっていて、申し訳ないです…。
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