自分で考え、自分で動けるメンバーが持つ可能性とはーー
※月刊エンタメ2020年1月号、P34「秘めたる才能と可能性(前編)長沢菜々香」より
自分のことは隠さない
長沢菜々香という人は、欅坂46メンバーの中では独特なポジションを確立しているメンバーの1人で、ほかに代わりがいない、唯一無二の存在感を持っている。
それもあり、このインタビューでも「セルフプロデュース力が高いのでは?」という質問が出ている。
このようにみられている1つの理由としては、「あまり自分のことを隠さないのでそう見えているのかなって」(P34)と本人も語っているように、自分らしさをしっかり出すことができるところにポイントがあるのかなと思う。
自分らしさというのが何かと言えば、それは「価値観」である。ある物事に対しての「ものの考え方」や「好き嫌い」などがこれにあたるが、彼女はそういうものを比較的素直に出すタイプである。これがずっと好きだった「りぼん」で連載をしているところにもつながっている。
(なーこちゃんは漫画も描けるので、4コマや漫画審査などを担当しています)
特に、「これが好き!」というものを他人の目などを気にして出しづらいと考えている人もいると思うので、そういう人にとっては一種のロールモデルや味方のように思えるのではないだろうか。これが彼女が持つ大きな魅力の1つである。
ファンに寄り添って
彼女は9th選抜からは外れてしまったが、その件をテーマにしたブログをいまだにあげていない。「それは何故か?」についてインタビューでは答えている。
この答えは雑誌で確認してほしいのだが、彼女はファンのことをよく考えているメンバーであることがよく分かる。
それもあってか、握手会人気は随一である。例えば、8thの個別握手会では1次受付ですべて完売している。握手会の完売状況についてまとめているブログがあるので、それを紹介しよう。
自分らしさを出しながらも、ファンのことを考えた行動がとれるところが彼女の人気の秘訣だろうと思う。
自分らしさを追求するあまり独りよがりになれば色々なところに軋轢を生む。かといって、ファンのニーズに引っ張られすぎると魅力が出しにくくなる(代替可能になってしまう)。
そのあたりの塩梅にこれからも注目していきたいし、参考になりそうでもある。
選抜外の可能性
選抜に入れなかったことを前向きにとらえると、選抜メンバーではやりづらいことができるというところがある。
例えば、楽曲やパフォーマンスもカップリングなので選択肢は広い。今までも「ごめんね クリスマス」などの表題曲ではやらないであろう曲を彼女自身も担当している。彼女は歌っていないが「バスルームトラベル」なども欅坂のカラーとは違う方面にアプローチしている。
このような曲を歌えるというのは、1つのメリットだ。
また、テレビなどの大メディアでの露出が増えない分、ブログやSHOWROOMなどで自分らしさをより出しやすい環境になる部分もある。
「今は模索中です」(P34)と彼女も語っており、選抜外ならではの活躍が見られるかもしれない。
そんな選抜外ならではの可能性についてもインタビューでは語っているので、要チェックである。
長沢菜々香は自分で自分の好きなことを発信しながら動ける、自分軸をしっかり持っているところが魅力のメンバーだ。だからこそ、けやかけなどのバラエティーでも良い意味で「浮いて」面白いのである。そういうところに注目しながら、彼女を見ていくと面白いのではないかと改めて思ったインタビューだった。
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