BACKS LIVEと今後

BACKS LIVEと今後 ブログ

BACKS LIVEが終わりましたが、ファンの受け止めとかを見ていると、まあかねがね成功だったのではないかと思います。(個人的にも見て良かったなというポイントはいくつもあります)

問題は今後これをどう活かすのかということですね!

危うい橋を渡れたか?

私は前に3列目メンバーライブ(BACKS LIVE)は危うい橋ではないかとブログで書いたのですが、まずはそのときの懸念と実際の結果を整理しておこうと思います。

全員でつくるというコンセプト

櫻坂になってから「シングルを全員でつくる」というコンセプトを掲げていますが、これは欅坂時代の全員選抜の良さを活かそうという運営の施策だと考えています。このグループは一貫して「全員で一つのものをつくる」ということにこだわってきたグループです。

そういう中で、3列目のメンバーだけを取り出してライブを行うのはこのコンセプトと外れるのではないかと書いたのですが、実際は以下のようなことがあって、大きくは外れなかったように思います。

  • ダンサー主体ではなくメンバー主体で振り固めなどを行った
  • 櫻エイトのメンバーも練習に出て、教えたりしていた
  • 櫻エイトのメンバーからのコメントなどもしっかりあった

BACKS LIVEという枠組みの中では、全員で1つのものをつくるというコンセプトを最大限実現できたのではないかと思います。

3列目=格下か?

3列目=格下みたいな雰囲気が不満だみたいなことを書いたのですが、これに関してはあまり払しょくできませんでした。

メンバーのコメントとしても「このライブをやると聞いたときに未熟さを突き付けられた気がした」(確かふーちゃん)というようなものがありましたし、幕間のVTRなどでも「何か足りないから3列目なんだ」「いてもいなくても良い存在だ」的なコメントが複数あって、「うーん」という感じでした。

説明が難しいのですが、私は3列目にもちゃんと役割があると思っているんです。もちろん、本人たちからすれば一定の序列を突き付けられるわけで、苦しい部分もあると思うのですが、この序列って言うなれば模試の結果みたいなもので、1つの区切り程度に見ればいいと思うんですよ。

それに前の記事にも書きましたが、3列目だろうがどこだろうが、メンバーの魅力は出ているはずなんです。

なので、なんというか前に出せば魅力が出るみたいな言い方嫌なんです(笑)それって裏返せば結局3列目だと魅力が出てないってことじゃないですか。でも、どこでだって、そのメンバーなりに頑張っていると思うし、それをちゃんと見てあげたいというか。

いてもいなくてもいい存在だから3列目に置かれているわけではないし。

それにこれからだって、3列目になることもあるでしょうからね。逆にこれだけ頑張ってまた3列目じゃないかでモチベーション下がらないか心配なので、3列目にも大事な役割があるという雰囲気はあったほうがいいような気がするんですけどねえ。

成長物語的演出

運営がこういうの好きなんでしょとファンに媚びている感じがすると書いたのですが、大人がコントロールするところを減らした点は評価できるように思いました。

センターは立候補制にして、自分でやってみたい曲を選んだのは良かったと思います。

また「坂道の火曜日」で武元ちゃんが「主体性」を大事にしていたと言っていましたが、MCなどでも全体的にメンバーが中心になってライブを作るというのを重視したことが伝わってきました。これはパフォーマンスに能動性がある櫻坂らしさがより出せるという意味で、個人的には嬉しかったです。

楽曲がメンバーを演出するものになったらどうなんだろうみたいなことも書いていましたが、これは楽曲によってという感じでした。この辺は自分の好みもあるので、どうこう言うつもりはありません(笑)

大沼ちゃんの「BAN」、きらちゃんの「Buddies」、れなぁの「ブルームーンキス」は楽曲とメンバーの魅力が合わさっていて、とても印象的でした。

今後どう活かすのか?

これは当たり前ですが分かりません(笑)

しかしながら、こういうライブをやった以上、ファンの期待があるので3列目メンバーの何らかの起用は考えなくてはいけないでしょう。

そういう意味で、運営が大きな宿題を抱えたことは間違いありません。

これからどうする?

ここからはこれからこうなったらいいなと思ったことを書きます。

櫻エイト

櫻エイトのメンバーは人気と実力を踏まえて選出されているように思いますので、コロコロと入れ替えることは想定されていないでしょう。

また、同じメンバーが露出することで「櫻坂と言えばこのメンバー」というものを、あまり関心がない人たちにもイメージしてもらいやすくなることを狙っていると思うので、ガラッと変わることは基本的にないと思います。要はもともと新規ファンをつけるための施策で、ファン向けの施策ではないのです。(坂道シリーズで初期はセンターを固定する傾向にあるのはこのため)

櫻エイトに関する反応はいくつか種類があります。

1.櫻エイト制をやめて全員選抜にするべきだ

これは理想ではありますが、人数的に難しいように思います。欅坂が21人、日向坂が今22人ですが、このくらいが限度で、これ以上(現在25人)は見栄えを整えづらく、音楽番組を見ている人のグループへのイメージが散漫になりやすいと思います。「なんか人数多くて覚えられへんわ~」みたいな。

したがって、シングルでの採用は考えづらいです。ファン向けの楽曲として採用される可能性はありますが(櫻坂の詩のように)。

2.櫻エイト制をやめて乃木坂方式にするべきだ

いわゆる選抜とアンダーですね。これはアンダー楽曲ができるので、選抜外メンバーが目立ちやすいというメリットがあります。しかし、グループが二分されてしまうので、チームとしての一体感が失われる危険性があります。欅坂9th時代にこれは結構きつかったようなことをメンバーも言っているので、櫻坂では採用されないのではないかと思います。

グループコンセプト的にも採用すべきではないと私は思っています。

3.櫻エイトの入れ替え

これは現実的にはあり得ますが、単なる入れ替えはメンバー的に難しい感じがします。入れることは考えやすくても、誰かを外すのは私には想定しづらいです。

といった感じで、どれも微妙です。

では、私はどう考えているのか?

私は「2人増員」くらいはしてもいいんじゃないかと考えています。

要は櫻エイトを櫻テンにするのです。

そうすると、25人中10人が固定で、残りの15人を3チームに分けることになるので、各チーム5人ずつが3列目になります。これ以上の増員は3列目の割り振りが困難になってしまうので2人が限界な気がします。また、フォーメーションは5-5-5になるかもしれません。

候補筆頭は実績的には2回連続で表題メンバーである土生ちゃん、大園ちゃん、まつりちゃんですが、今回のライブの反響などを踏まえて飛び級もあるかも。もし増やすならね(笑)

増やさないかもしれませんけどw

カップリング曲の扱い

「全員で一つのシングルを作る」というコンセプトから、ユニットやソロはアルバム以外では当面置かないのではないかと思っています。期別曲を一貫して置いていないのも、このコンセプトゆえだと思います。そもそもあまり期別意識を持たせないようにしている感じがあります。1期生も含め。

その代わり、BACKS LIVEの成果を活かすという意味でカップリング曲はフォーメーションをより柔軟にすべきであると考えます。そっちのほうが1つのシングルを作品として見たときに面白いように思うんですよね。

すでに「君と僕と洗濯物」では、1サビ、2サビ、ラスサビとフォーメーションを変えており、実験をしていたように思います。全体的に2ndシングルのカップリングは1stシングルよりもフォーメーションの柔軟度を上げている感じがするので、この路線を進めていったらいいんじゃないでしょうか。

特に「洗濯物」ではラスサビで3列目メンバーをフロントにおいていましたが、これは一定程度ファンのニーズも満たせる方策な気がします。

また、3センター制を活かす意味では、カップリングをダブルセンターにして、色んなメンバーを前に置くなど、より自由度を上げることも考えられます。

櫻エイトがカップリング曲でも前固定だと面白みがないのは確かなので、カップリング曲はもっと自由にやってもいいんじゃないかなとは思いますね~。

ライブでもメリハリがつくんじゃないでしょうか。

BACKS LIVE

BACKS LIVEは全員出ないのが私としてはやはり不満です。

しかしながら、メンバーシャッフルは欅時代からメンバーからもやってみたいという声もあり、コンテンツとして面白いのは事実です。

なので、「シャッフルライブ」「チャレンジライブ」とかいうかたちで、全メンバーを対象にメンバーをシャッフルしたライブを年に一回などやったらどうかな?と思います。

今後さらに曲数が増えれば、日ごとにセットリストを変えたりすることもできるので、より観覧意欲を上げる効果も期待できます。

アニラがおそらく櫻坂としての1stシングル発売月である12月に移行するので、旧アニラの4月などにやればよいのではと思いますけど、どうなんですかね。

4月 シャッフルライブ(仮)
7月 野外ライブ(今年はW-KEYAKIフェス)
7〜9月 夏の全国ツアー(今年は未定)
12月 アニラ

こうすれば空きすぎず、詰めすぎずの間隔でライブができるように思います。

全員曲1つ

あと、これは完全に個人的な願望ですが、各シングル1曲だけ全員曲を作ってほしいです。

櫻坂の詩はそうなんですが、全員曲も大事にしてほしいです。

やっぱり全員曲はいいですからねえ。

おわりに

てな感じで、BACKS LIVEを終えての総括をしてみました。

なんだかんだ全日見まして、良かったなと思ったところもたくさんありました。

これを活かすような活動になっていけばいいなと思います。

<おまけ>BACKS LIVEセットリスト&センター

1日目2日目3日目
1.Nobody’s fault土生遠藤井上
2.Plastic regret原田原田原田
3.半信半疑松田松田松田
4.Microscope幸阪幸阪幸阪
5.偶然の答え
6.君と僕と洗濯物梨加梨加梨加
7.ブルームーンキス麗奈麗奈麗奈
8.最終の地下鉄に乗って上村上村上村
9.思ったよりも寂しくない
10.それが愛なのね遠藤武元土生
11.なぜ 恋をして
来なかったんだろう?
大園大園大園
12.Buddies増本増本増本
13.BAN大沼齋藤武元
アンコール
14.櫻坂の詩
1日目Wアンコール
15.Nobody’s fault
土生
2日目Wアンコール
15.Buddies
増本
3日目Wアンコール
15.BAN
武元

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