先週までの2回、そこさくは大久保さんに番組盛り上げテクニックを学ぶという企画でした。
面白いところももちろんありましたが、私があまりプロレス的な笑いを好まないので、そういうところは「うーん」という感じでした(笑)まあこれは好みなんで、仕方ない。
日向坂とかを意識している部分もあるのかもしれないですが、日向坂は日向坂の個性があってああなっているので、あれが絶対的正解というわけでもないだろうと思います。
かとしとかキャプテンとかはモンスターですよ、モンスター。NSC行ってた?レベルですw
あとひなあいの場合は、春日さんがいじられ役に徹することができる点が盛り上げに一役買っています。
ということで、じゃあ櫻坂の笑いとは何だろうか、ということを今回は考えてみたいと思います。
ボケかツッコミかいじられか
笑いの構図として、まずボケがあって、それにツッコむというパターンが王道です。
漫才やコントではこれを台本におこしてやるわけですが、バラエティではこれが即興で行われています。すごすぎる。
あと、いじるというのもバラエティでは多いですね。これはボケの派生ですが、半分ツッコミでもあるので中間という感じです。日常生活では難しいので、私はあまりやらないほうがいいと思います。相手が求めていないと、ただのいじめになってしまうので。
で、これらでざっと分類すると、櫻坂(そこさく)の場合は以下のような感じになるんじゃないでしょうか。
土田:ツッコミ/ボケ
澤部:ツッコミ/いじられ
ーー
上村:いじられ
尾関:ボケ
小池:いじられ
小林:ツッコミ/いじられ
菅井:いじられ
齋藤:いじられ
土生:ボケ
原田:いじられ
茜:いじられ
梨加:いじられ
理佐:いじられ
ーー
井上:ボケ/いじられ
遠藤:ツッコミ
大園:ボケ
大沼:ボケ/いじられ
幸阪:ツッコミ
関:いじられ
武元:ボケ/ツッコミ/いじられ
田村:いじられ
藤吉:いじられ
増本:ボケ
松田:ボケ/ツッコミ
森田:いじられ
麗奈:いじられ
山﨑:ボケ/ツッコミ
私の主観なんで、「自分は違うと思うぞ」というメンバーもいるかもしれませんが許してください(笑)
1期生はいじられるタイプのメンバーが多いのが特徴です。また、ボケとツッコミタイプが相対的に少ないので、1期生だけだと笑いのバリエーションが減る傾向にはあります。
2期生は武元ちゃんがユーティリティープレイヤーで全部できます。ボケとツッコミも多く、笑いのバリエーションは増えます。
2期生が入ってからけやかけ、そこさくが面白いと言われるようになったのは笑いのバリエーションが増えたことが一つの要因だと考えられます。
基本的に「ボケーツッコミ」「ツッコミーいじられ」コンビで対話があると笑いが生まれやすいので、ここを組ませるのが笑いを起こす王道です。メンバー同士でこれが起きると番組は盛り上がるのかなという気がしますね。
上に分類したようにそれぞれ持ち味があるので、それを活かせばいいんじゃないかな~と思います。
今度はそれぞれのパターンについて。
ボケのパターン
王道の尾関・大沼・増本パターン
おぜちゃん、大沼ちゃんは「スタイル」と名がつくレベルで妙な言動をします(笑)
きらちゃんも奇天烈な言動が多いので、これに入りますね。
おかしな言動に対して「なんだよそれ!」とツッコむ。非常に王道なやり取りです。
ボケが分かりやすいので、視聴者が直にツッコめるのも特徴です。
何言ってんの?
ゆっかーや土生ちゃん、いのりちゃんはこのタイプのボケが多いです。本人はボケてるつもりないかもしれませんが(笑)
なんか言っているんだけど、何言ってるかよく分からないという。
「え?何言ってんの?」みたいな反応になります。
動きボケ
これはまつりちゃんが得意で、顔や動きで笑いを取れます。武元ちゃんも表情で笑いが取れます。
ツッコミが必ずしも必要ではないというのが特徴。
これも分かりやすい!
いじりボケ
いじることで笑いを取るパターンで、大園ちゃんや天ちゃんはこれをやっていることが多いかなと思います。いのりちゃん、武元ちゃんもやるときありますね。
天ちゃん、ボケになりたいと言っていましたが、澤部さんいじるときとかはちゃんとボケになっていますけどね~。いじりは一種のボケなので。「そんなことないわ!」ってツッコんでもらわないといけないですからね。
いのりちゃんで印象的なのは櫻坂ショップチャンネルでふーちゃんをいじっていたときですね(笑)
これはちょっと高度な感じのするボケです。
だいたいこの4つ
そこさくで出てくるボケはこの4つが多いかな~と思います。ほかにもありそうですが、パッと思いつくところでは。
この辺がバランスよく組み合わさっている回は笑い多めになるんじゃないでしょうか。
また、前半2種類はどちらかと言えば天然系、後半2つはテクニック系です。1期生のボケは天然が多く、2期生はテクニック系もできるというのが大きな傾向です。2期生は関西出身の子が多いので、それが影響しているかもしれません。
ボケの子はボケればツッコミが飛んでくるので、迷わずボケればOKです(笑)
ツッコミ3way
櫻坂の場合はツッコミは大きく3種類あるように思います。
ワンワードツッコミ
これはゆいぽんが得意とするやつです。「筆圧!」みたいなw
霜降り明星の粗品さん的なやつですね。
切れ味抜群で間が良ければボンっと笑いが取れます。ツッコミですがボケ並みの力があります。
訂正ツッコミ
ツッコミの王道です。まつりちゃん、天ちゃん、武元ちゃんあたりがやっている印象です。
ボケに対して「違う違う」とか常識的反応を示して、常識とボケのズレを明示することで面白いポイントを浮かび上がらせるツッコミです。
毒舌ツッコミ
半分いじりに近いようなツッコミで、ボケを容赦なく切ります。
ひかりん、幸阪ちゃんがこっちタイプです。特に対増本。
ツッチーもこれが多いです。
ただ、やり過ぎると悪口っぽくなって笑いにならないので、注意が必要です。
ババアは言い過ぎです!
おまけ)ノリツッコミ
メンバーはあまりやりませんが(難しいので当然)、澤部さんはこれが多いです。
ハライチのネタがそうですしね(笑)
これもボケと同じくらい力があるので、強烈なインパクトが残ります。
いじられ系
いじられ系のメンバーはMCなどに振ってもらう必要があるので、受動的になりがちですが、それはそれで良いように思います。
MCやラジオパーソナリティの仕事はこの割り振りでもあるので。材料をどう料理するかがMCの腕の見せ所でもあります。
ただ、自分でいじられたときのパターンみたいなのを持っておくと楽なんだろうな~と思います。
るんちゃんなんかは「ゲラ」でいじられることが多いので、気持ちよく笑うのがベストなんですよ(笑)
あと、夏鈴ちゃんは感情がすぐ顔に出るのが面白いところです。クールっぽいですが、ポーカーフェイスではないですからね~。
こんな感じに、いじられたときにこれを提供できますよというものを1つ持っておけば、とりあえず大丈夫!
1期生は経験が長いのでみんな1つは持っています。キャラ付けは人を苦しめることもある一方で、こういう部分では人を助ける部分もあるんですね。
自分の持ち味を理解し、活かすこと
私個人としては、今まで見てきたようにみんなそれぞれの持ち味があるので、それを活かしていけばいいんじゃないかな~と思います。
そこさくでも言っていたようにバラエティは台本があるわけではないので、ある程度柔軟に考える必要がありますが、それでも何となく「自分はこういうのが得意」というのが分かっていれば、上手く立ち回れるのではないでしょうか。
笑いの素人が何を書いているのかという話なんですけど。
もちろん、こういうのをやってみたいというのがあれば、それをホームである「そこさく」で試していくのは悪いことではないですけど。
櫻坂らしい笑い・バラエティをこれからも追求していってほしいです!
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