先日、紅白の披露曲が発表され、櫻坂は流れ弾となりました。
前のブログでBAN6:4流れ弾と書いたのですが、外れましたね(笑)
まあ、BACKS LIVEの影響で全員披露の可能性が減っていて、その意味でBANにする理由の一つが減っていたので、有り得た話ではあったわけですが。
さて、流れ弾と決まると気になるところがいくつか出てくるので、今回はそれについて書いていこうと思います。
なぜ流れ弾をチョイスしたか?
他の2グループは「きっかけ」「君しか勝たん」です。
乃木坂は生田さんのラストなので、グループとしても人気曲で(私も好きです)、次の1歩を自分で決めて踏み出すんだ!というメッセージが強い「きっかけ」。
日向坂は今年発売シングルのうち、先に発売した方の「君しか勝たん」。これは紅白における秋元グループの傾向そのままです(先に発売したほうが選ばれることが多い)。
そこにぶつけるのに、BANがいいのか、流れ弾がいいのか。
前のブログではBANは無難、流れ弾はチャレンジングと言いましたが、より差別化が図れるという意味で流れ弾なのかなという感じです。
VMAJなどで賞を受賞したのも流れ弾としてですし、狂気性をグループの色として押し出したいというのがあるのかもしれません(この路線を続けるのは酷かなと私は思っていますが)。
尺はどれくらい?
昨年の紅白では、Nobody’s faultを披露したわけですが、テレビ版のショートをさらに短くした構成になっていました。
1A→1B→1サビ→大サビ
ですね。
通常は、
1A→1B→1サビ→C→大サビ
なので、Cメロがまるっと省略されていました。
時間的には、昨年は1分55秒くらいの尺でした。その前年(不協和音)は2分40秒くらいだったので、ざっと3割ほど短かったことになります。
昨年と同じ尺で普通にやると、大サビのリンチパーティぐらいで終わってしまいますし、流れ弾はCメロがないので、省略困難です。
なので、他の番組と同じくらいの尺が欲しいですね。
とはいえ昨年は、日向坂とセットでの披露で、櫻坂としてのデビュー年であり、デビュー直後の出場ということで色々言われる部分もあったことから、短めになったのかなという気もするので、今年は普通にもらえる気はします。
どこをカットするか?
流れ弾はテレビサイズでは、1番→大サビ後半という構成をとっています。
ただ、個人的にはこれはちょっと不満で、流れ弾の伝えたいことのコアは2番と大サビ前半にあると思っています。
流れ弾の歌詞構成は、
1番 主人公が流れ弾に当たった
2番 お前も撃つのか?
Wait a sec.(ちょっと待ってくれ!)
大サビ前半 話しかけたかっただけ
大サビ後半 1サビ繰り返し
ラストブロック 流れ弾が無くなった
という感じです。
主人公は流れ弾に当たって、あちらこちらで銃弾をぶっぱなしあう今の社会を眺め、こんなんじゃダメだろうと思います。
しかし、自分の近しいところ(ナイトクラブ)で、何かをやらかした人が出て、逃げてつかまって、謝罪させられます。そして、こちら側にいた人までが、袋叩きに参加するのです。その言い訳が「だってやらなかったら、次は自分の番になってしまう」です。自分を守るためなら放火魔にならなきゃいけないんだというわけです。
主人公はこの状態の解決策として、「語り合おう、見つめ合おう、愛を持とう」「信じよう、信じられようよ、信じ合おうよ」というものを提示します。
しかし、これって綺麗事じゃないですか。とても表面的だし、ある意味誰だって言えます。
だからこそ、セリフが出てくるんだと最近私は解釈しています。
「Wait a sec.」
「いや、ちょっと待ってよ!」
です。
「言いたいこと言わせてくれ!」
愛が必要だ、信じ合わなきゃと考えれば考えるほど、自分の言いたいことを我慢して、相手の顔色を伺うことになるかもしれない。
それじゃダメだ!と主人公はそれまでの考えを自己否定しているのではないでしょうか。
それは、「敵対するチームに呼び出されたパーティ」で、「他人のことは言わない」というルールで話してみた時に発見したことでした。
「なんだ、みんな誰かに話しかけたかっただけなんじゃないか」
そう。本当はみんな誰かに話しかけたいだけ。そして、自分の存在を確かめ、承認して欲しいのです。でもその手段として、弱者を批判したり、あげつらったりするのではなく、自分のことを語ればいい。
それなら、言いたいことを言えるし、窓の外を気にしなくて良くなる。
それが主人公が導き出した答えだったのではないか。
これが流れ弾のコアメッセージなんじゃないかと私は考えています。
なのですが、テレビサイズだと主人公が流れ弾に撃たれたことしか分からないので、何を伝えたいのか伝わりづらいのではないかという気がします。サビは繰り返ししかないですし。
また、2番はリアルに起こっていること(目立った弱者を袋叩きとか)をあげ、「だってやらなかったら…」と銃口を向けてしまう側の論理を入れることで、歌詞の世界観に深みを出しています。(もう少し踏み込んで欲しかったと私は思っていますが)
要するに2番と大サビ前半のほうが、歌のメッセージが伝わりやすいのではないかと考えているのです。
フリを変えたりしないといけないので大変だとは思いますが、こっちのほうが刺さりやすいような気がするので、何とかなりませんかねえといつも思っています(笑)
まあ、実現可能性はめちゃくちゃ低いですけどね。
全員出るか?
昨年は全員での披露となりましたが、今年は年明けすぐにBACKS LIVEをやるという鬼のようなスケジュールなので、全員披露するかどうかは微妙です。
休ませてあげたいんですけどね。なぜこんなスケジュールに……。
理想としてはもちろん全員披露を願っていますが、無理もさせられないし、流れ弾は全員披露しづらい楽曲なので(動きが多すぎる)、全員披露でなくても仕方がないかなと思っています。
何はともあれ、楽しんでみんながパフォーマンスできればいいなと思います!
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