櫻坂に続いて、乃木坂も握手会がない状態でのシングル発売に踏み切りました。もっとも乃木坂は前作から実質的にミーグリはしているのですが、当時はまだ不透明で「やるのかやらないのか?」という感じでしたので、前もってミーグリをやるという前提で発売になったのは新作が初めてです。
ミーグリ自体はそんなに悪い話は聞きませんが、直に会えないということや全握にあたるイベントが縮小されている(ライブは配信1回のみで、アーカイブ、解説付きで各1枚券消費)影響から、売り上げを下げる圧力がかかっていることは間違いありません。
今まで櫻坂しかデータがなかったのでよく分からなかったのですが、乃木坂のデータも出て比較ができるようになったので、どれくらい影響が出ているのか推測してみようと思います。
初日(フラゲ日含む)売り上げの前作比
データはビルボード発表のもの。以下サイトでCDタイトルで検索して出てきた記事が出典。
<乃木坂>
一応握手会実施実績のある「夜明けまで強がらなくていい」とも比較します。
夜明けまで~ | 923,223枚 | ー |
しあわせの保護色 | 944,475枚 | ー |
僕は僕を好きになる | 592,366枚 | 前作比 ▲37.3% 前々作比 ▲35.8% |
<欅坂→櫻坂>
黒い羊 | 645,539枚 | |
Nobody’s fault | 366,362枚 | 前作比 ▲43.2% |
櫻坂の場合、ひらがなの独立、改名やてち脱退に伴う一定のファン離れがあったと思われるので、握手会なしの影響はそこも勘案する必要があります。
乃木坂は白石さんの卒業などはありましたが、そこまで大きなファン離れになっているとは思えないので、基本的に握手会がない影響によるマイナスだと仮定します。
そうすると、大雑把にですが35%減というのが握手会がないことによる影響なのかなという感じがします。
逆に言うと、櫻坂の場合は8~10%ぐらいの量のCDを買うファンが改名等によって離れたのではないかと推測できます。(あくまでCD枚数で、ファン人数ではありません)
どう解釈するかは人によるでしょうが、結構頑張ったのではないかと個人的には思います。
ノバフォでもし握手会があったら?
仮に、握手会がないことで35%売り上げ枚数が減るのであれば、逆にもし握手会があったらどれくらい売れたのかを計算することもできます。
以降は初週売り上げ(オリコン発表)で話をします。オリコンは細かい数字が出ず、ビルボードよりも数がやや少ない傾向にあるのですが、過去のデータが充実しているのでオリコンを使おうと思います。
オリコンによると、ノバフォの初週売り上げは40.9万枚です。
これをもとに握手会があった場合を試算すると、ノバフォの場合は62.9万枚になります。
過去のシングルの初週売り上げと比較してみましょう。
サイマジョ | 26.2万枚 |
せかあい | 37.5万枚 |
セゾン | 44.2万枚 |
不協和音 | 63.3万枚 |
かぜふか | 64.3万枚 |
ガラス | 83.3万枚 |
アンビバ | 81.2万枚 |
黒い羊 | 75.0万枚 |
こう見ていくとガラス以降には及びませんが、握手会があれば不協和音期の売り上げは維持できていた可能性があります。
乱暴に解釈すると、古くから応援しているファンはあまり離れていないのではないか?と考えることもできます。逆にガラス期以降にファンになった人たちは離れた人数が多いのかもしれません。
今後のデータ
乃木坂のデータはまだ初動のみなので、まだ雑な解析と言えます。
また、ミーグリ経験者が増え、情報や経験が蓄積されていく中で徐々にミーグリ参加者が増えていく可能性もあり、売り上げを下げる圧力は緩和していくかもしれません。
とりあえず乃木坂の初週売り上げに注目ですね。だいたい初動の1.1倍強ぐらいになるので、65万~68万枚ぐらいになるんじゃないかな?と思うのですが。
今後も注目していきたいと思います!
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