理佐の卒業発表で感じたのは「1期生にとっての櫻坂とは何なんだろうか」ということでした。
あかねん、ぺーちゃんが雑誌のインタビューで卒業を考えていたのは櫻坂になる前で、新しいグループになったら気持ちが変わるかもしれないからと説得されたというようなことを話していました。(B.L.T 2022年1月号)
おそらく、改名するタイミングで1期生の多くは卒業であったりを考えたこともあるのでしょう。ひとつの区切りではあったので、それは当然と言えば当然かもしれません。
一方で、櫻坂にいる意味が、もし「惰性的」で「卒業する踏ん切りがつかない」「卒業の順番待ち」なら、悲しいなと思います。
私は櫻坂はとても面白いグループだと思っています。
戦わない人、戦わない集団にファンなんてできません。人は「戦う生き様」にファンになるのです。具体的にはこだわりを捨てないとか、自分を強く持つとか、媚びないとか、何かに負けないとか、そういうことです。
乃木坂が人気になっていったのは、当時のAKBに勝負を挑んだからでしょうし、けやき坂→日向坂が人気を掴んだのも欅坂との違いを明確にし、ある意味で戦ったからだと私は思います。(ほかにも理由はいろいろあるんでしょうが、根本はこれだと思っています)
そして今、櫻坂は意図的に過去に頼らない姿勢をとり、戦う集団であろうとしている。
だから、改名発表時のスローガンが「欅坂46を越えろ」だったわけでしょう。
そういう覚悟があるグループを応援できるなんて、こんな面白いことはありません。
櫻坂には夢がある。
だから、私は櫻坂のファンをしている。
と思っていたけれど、最近自信がありません。
2期生はまだまだこれからという気持ちがあるのかなというのを感じることは多いですが、1期生はどうなのかな。
誰かに「やらされてる」のかな。
なんて思ったりしてしまうことが多いです。
2期生を支える役回りが増えたのは事実ですが、でも1期生だって主体性を出して、「こういうことがやってみたい」という思いを叶える、あるいはそれに近づくことはできる。これは一種の戦いです。
櫻坂には、欅坂時代と違って確固たる方向性が少ないので、逆に今が一番それがやりやすい時期です。
今後何かではねれば、その路線を中心にやっていくことになり、自由度は減少していくでしょう。
大ハネしているとは言えない、草創期の今だからこそ、出来ることがあって、面白みがある。
でも、それがあまり感じられないなというのが正直なところです。(感じるメンバーもいます)
それは1期生が謙虚で、優しい人が多いからというのもあるでしょう。それでも、櫻坂にいることに面白みであったり、楽しみを持てているのかなと不安になります。
私はみんなに櫻坂であることに、もっとポジティブな意味を見出してほしいのです。
誰かのためだけじゃなくて、自分の思いをぶつけるためにも、そこにいてほしい。
新しいものを創れるという喜びを味わってほしいです。
もちろん、本人の人生設計とか、アイドルではできないことがやりたいんだということが見つかったのなら、それは仕方がないことです。止めるわけにもいきません(とめられないし)。
精神的に酷な仕事でもあるし、向き・不向きもあるから、いたずらに長くやれと言うつもりもありませんが、「櫻坂にいるのは惰性で、順番が回ってきたから卒業しますよ」というのは、あまりに悲しい。
長くやっている1期生だからこそ出来ることもあるでしょうし、櫻坂で「納得できる何かを成し遂げてほしい」というのが私の願いです。
そんなことが最近、不安だなあという話でした。
書いてる途中に葵ちゃんが卒業発表しましたね……。でしょうねとは思いましたが。
はぁ~あ。
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